=今はここですよ= =ねこの去勢避妊= =うさぎの去勢避妊=
去勢・避妊手術について(犬)

はじめに
このHPは基本的に当院の患者様のために作成しておりますから、
このページについても当院の患者様向けに情報を提供しております。
それぞれの動物病院や獣医さんの考え方がありますので
当院患者様以外は、かかりつけの獣医さんと納得のいくまでよく話し合ってください。
電話やメールをいただいても他の動物病院や獣医さんの考え方について
当院スタッフが意見を述べることはありません。
どうぞご了承ください。


※手術は予約が必要です。初診当日に手術は行いませんので
事前に診察を受けてください。

去勢・避妊手術は繁殖のメリット・デメリットがあります。それぞれのご家庭の事情や環境、ペットとの生活をどのように考えているか、どう暮らしていきたいかにもよりますから、手術をするかしないかの最終的判断は飼い主さんにおまかせすることになりますが、ご相談に応じますので不明点や心配事などございましたらお尋ねください。
ペットとより幸せに、より快適に暮らしていくために一緒に考えましょう。

  ●去勢手術について 去勢手術とは、オスの睾丸の摘出をすることです。
  ●避妊手術について 避妊手術とは、メスの卵巣と子宮を摘出することです。     

(メス)の発情期につて
小型犬か大型犬かで多少変わりますが、だいたい生後8ヶ月頃までに初めての発情(「ヒート」とも言います)が起こります。その後6ヶ月周期(個体差があります)で通常春と秋にあります。発情のときは2週間ほど出血がありますが、その量は少量で自分でなめてしまうため、飼い主さんが気がつかないうちに終わってしまう子から、そのままにしていると部屋中汚れてしまうほど多めの子までかなり個体差があります。
犬用生理用品や専用のかわいいパンツも販売されています。どのようなものかわからない方はご相談ください。

発情期の注意
●散歩の時は生理用の専用パンツをはかせましょう。
●他の犬が散歩する時間帯を避けて散歩しましょう。

●沢山の犬が集まる場所には行かないようにしましょう。

他の犬とのトラブルを防ぐためにも配慮が必要です。


■一般的に言われている手術のメリット 一般的に言われている手術のデメリット
オスの場合
■前立腺や生殖器の病気予防
■権勢本能が抑えられることによるメリット
 ・つけがしやすくなると言われています。
 ・むやみなマーキングの減少が期待されます。
 ・人や物に対するマウントなど問題行動が減少  することが期待されます。

メスの場合
■子宮の病気や乳がんなどの予防
■ヒート、偽妊娠の煩わしさからの解消
 ・精神的に落ち込む子などには有効です。

オスメス共通
■望まない交尾を避けられます。
■発情や問題行動による飼い主さんへのストレス が減少します。
オスメス共通
■手術のリスク 
・安心な手術とはいえリスクがゼロではあり ま
せん。
 また入院のストレスを感じる子もいます。

■手術後太りやすい傾向があるようです。
 太りす
ぎにより起こりやすい病気やトラブ ルも多いので、手術後食餌への十分な配慮 が必要です。

メスの場合
■後で子供を残したいと思っても妊娠出産
 できま
せん。

病気予防を最重視したいのであれば早めに手術をしたほうが良いと言われています。
 
オスは権勢本能の目覚める前の生後6ヶ月頃、メスは発情前が良いとの考え方が主流の
 ようです。
 

当院での手術・入院・退院のスケジュール

■手術前日
・午後10時以降はお食餌を与えないでください。  
 食べ残しをそのまま置いておかず必ずさげてください。  
 人間の食べ物も手の届かないところに置いておきましょう。
 お水は朝まで飲ませて大丈夫です。

■手術当日
・お食餌は与えず、午前11時頃までにご来院ください。
万が一何か食べてしまった場合は必ずご連絡ください。

■持ち物
・リードと首輪は必ずお持ちください。持ち物にはできたらお名前をお書きください。
・決まったお食餌がある子は一回分ずつ小分けしお持ちください。
 手作り食やサプリメントなどがある場合はメモ書きなどでご指示ください。

■お迎え
●オス 手術当日から翌々日(二泊三日)
●メス 手術当日から四日目(三泊四日)
※※術後の経過により退院日の変更もあり得ますので、退院予定日の朝に必ずご連絡ください。
退院日についてはご家庭の事情によりご相談に応じますが、退院日を早めても料金は変わりません。

■面会
診察時間内でしたらいつでも結構です。ただし、手術当日は安静にさせたいので特別に許可がでた場合以外はご遠慮ください。

■退院後の生活
・抜糸までは長距離の散歩や激しい遊びなどは避け、なるべく安静にさせてください。
・処方したお薬は必ず与えてください。
・傷を気にして舐めこわしたり、食欲がいつまでも無く、元気がない等ご心配なことが
 ありましたらご連絡ください。
・抜糸は退院時に獣医師とご相談のうえ予定ご来院日をお決めいただきます。

※詳しくは当院でお渡しする手術についてのリーフレットをご覧ください。