●●お薬について●●


 話のできない患者さんの代わりに飼い主さんが処方された薬の作用や投与の       方法について知っておくことは病気を治す上でとても大切なことです。
     知っているようで詳しく知らずにいたり、時には誤まって覚えていること         もあるかもしれません。
     復習の意味も含めてもう一度お薬に しっかりと確認してみてください。


薬の作用

対症療法

(細胞)にはたらく薬

代表的な薬→解熱鎮痛剤

病気によって損なわれた機能の血管を補ったり、働きすぎの機能を抑える。 症状を軽くし、本来の自然な治癒力に任せるのが目的。
原因療法

原因となる寄生体(病原体)に作用する薬

代表的な薬→抗生物質、抗がん剤

細菌やウイルス、寄生虫などに作用。体内に入った病原体を殺すものとその発育や増殖を抑えるものがあります。 患者自身の細胞には作用しない、または毒性が低く、病原体のみに働くことが求められる治療。

投薬法

もっとも身近な方法は経口投与だと思いますが、比較的簡単に飲んでくれる子とそうでない子がいて、後者の場合は飼い主さんもあの手この手でご苦労されていると思います。薬は病気の種類や症状によって経口投与ですと、液剤、散剤、錠剤、カプセル剤といった様々な形態の薬を使用します。同じ薬でも投与方法によって効き方が違ってきます。

経口投与

口から飲ませるか、食餌に混ぜて与える方法。

液剤、散剤、

錠剤、カプセル剤

薬の作用が比較的長時間続く。

急性の副作用がおこらない。

薬の種類によって消化管内で分解されてしまい、体内に吸収されないものもある。
注射投与 注射をする。

皮下注射

静脈内注射

筋肉内注射

薬が分解されずに体内に吸収されるため、効果が確実。緊急の治療に適している。

薬の作用が急速にあらわれるため、経過観察が必要。

特別な場合を除き病院内のみでおこなわれる治療。

外用 体の表面に薬をつける。

軟膏、クリーム

点眼薬

座薬

投薬が簡単 皮膚に軟膏などを塗るとすぐになめてとってしまう場合がある。(エリザベスカラーを使用)

注意点

薬は体重に合わせ処方されます。処方された量や回数を続けることにより薬の作用も続いていきますので、飼い主は飲ませ忘れの無いように、決められた時間に決められた回数、量を与えることが重要です。薬を与える時間も薬の効き目を考慮し、定められているためしっかりと守ってください。万が一飲ませ忘れても、2回分まとめて与えるということはせず、決められた分量を与えてください。


投与時間とお食餌との関係

胃の運動状態やお食餌の量、胃の容積、病気の状態などなどは食餌に大いに関係してくるので、

食前

お食餌前の空腹時/目安−食餌の30-60分前

食欲亢進剤、制吐剤、抗潰瘍薬(胃粘膜修復剤)鉄剤(但し、胃腸障害のある場合は食後が望ましい)漢方薬など

食後

お食餌後の満腹時/目安−食餌の後30分位

ほとんどのお薬が食後服用になっています。

食間

お食餌とお食餌の間の時間/目安−食餌後2時間位

抗潰瘍薬(胃粘膜補修剤)、鉄剤鉄剤(但し、胃腸障害のある場合は食後が望ましい),漢方薬など



 


HOME

-MENU−


薬の作用


投薬法


投与時間と
お食餌との関係



 




























































































わくわく動物ナビ(Dog)

 ≡dog≡
ペット自慢(dog) 訓練(dog) 聴導犬(dog) 盲導犬(dog) その他介護犬・使役犬(dog)
トリミング(dog) ペット自慢(dog) 看病・闘病記(dog)

 ≡全般≡
動物病院(全般) ペットホテル(全般) 動物グッズ(全般) 動物グッズ(全般) ペットシッター(全般)
ペットアロマテラピー(全般) 里親募集(全般) ボランティア(全般) 動物写真(全般) 動物画(全般)
動物フリー素材(全般) ペットロス(全般)